チャイナドレスとアオザイのKOLO
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一人っ子政策 (2)

中国事情コラム

最終更新日:2017年4月4日 

はじめに

最近の中国では、結婚する前に家を買うのが一般的になっています。 普通は男性側が家を購入して、女性側が家具などを購入することになって いるそうです。女性側が自分の家にお婿をもらうという場合女性側が家を 買います。

一人っ子とマイホーム

最近の不動産は大体ですが地方都市でアパート1戸500万円。有名な 都市でその倍の値段です。普通の若い人はこんなにお金を持ってないの で、たいてい親が負担します。親が一括払いですべての金額を負担する こともありますが、半額を10年払いのローンにして、子供に払わせる といったケースもあります。ローンは10年とかが一般的のようです。

20代前半で家を持っているとは贅沢だと思うのですが、家を持っていな いと中国ではお嫁さんが来てくれないそうで、親も子供のことが心配で、 子供が20歳ぐらいになると子供用に家を買う人がたくさんいます。でも いつ結婚するか分からないので、結婚が決まるまでは投資用として誰かに 貸すことも多いです。

中国ではアパートを借りる場合、ランクにもよりますが日本円にして 6000円から4万円ぐらいするのですが、中国人の月給の平均は1万円 ちょっとなので、賃貸料が月給と同じぐらいになってしまいます。それに 中国ではここ数年不動産が急騰しています。日本人にとって、いまやローン で不動産を持つことは金利や価格変動などでリスクのあることですが、 中国人にとって不動産は毎年値段があがるお金そのものだそうです。結婚前 に家を買うのはこのような事情も関係しているのかもしれません。

昔はこうではなく、今は子供が1人しかいないから買えるのだと思います が結婚にお金がかかりすぎて晩婚化の一因にもなっています。でも兄弟が何人かいたり、貧乏な家庭では家を買うことができません。 実際家を持ってない男性は結婚相手を探すのに苦労しているようです。以前 当店の作業場近くの若い男性(正確にはその母親)がお見合い相手を探して いて、うちで働いている人が友達を紹介したのですが、お見合い後女性側の 母が「家もない男はだめ」と反対して、母親は代わりにどこかのお金持ち を紹介したそうです。確かに相手が家を持っていれば、親はお金の心配が なくなるので気持ちは理解できますが20歳代で家を持っているかどうかいわれてもかわいそうです。

当店で服を作っている中にも息子がいる人が何人かいますがみんな どうして働いているかといえば、子供に家を買ってあげるために働いて いるそうです。富裕層でない中国人はたいてい親がかなり貧しい生活を して子供のためにお金をためているようです。男の子だと家を買って あげなければならないので、最近、子供は女の子の方がいいという人も 多くなっています。

個人的にはこのような習慣は結婚のタイミングを難しくしてしまい、いいことではないと思いますが、今の中国は女性の数 が男性の数よりも少ないし、その上親たちはかわいい子供の条件をよく したいという思いなどあり、時代の自然の流れといえるのかもしれません。

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