チャイナドレスとアオザイのKOLO
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本場のラーメン

中国事情コラム

最終更新日:2017年4月4日 

はじめに

海外に長くいると食べたくなるものがありますが、私の場合とてもラーメン が食べたくなります。知人にそのことを話したら、「中国にはラーメンがあるんじゃ ないの?」といっていましたが、中国のラーメンと日本のラーメンは味が全然違い ます。それは、日本のうどんとラーメンの味が全然違うぐらいに違います。 幸い今の中国の大都市には日本風ラーメン屋が結構ありますが、どれも中国風の味付けに変わっていて日本のラーメンほど美味しくありません。

たとえば上海には味千ラーメンという店があっていつもお客がいっぱい入って ます。南京路の味千ラーメンは、食事の時間になると、よく人がたくさん行列して並んでいます。詳しくは分かりませんが、このラーメン屋さんは熊本からはじめ 香港に進出して、そこから上海に進出してきたそうです。味千ラーメンは私の知っている限り、中国内では、シンセンと上海しか見かけないのですが生麺は 比較的いろんな都市での大きなスーパーで購入できます。最近は日本のうどん の麺も中国のスーパーで売られています。  

味千ラーメンの味はとんこつ風味なので、関東の醤油ラーメンに慣れているもの にとってはちょっと物足りないです。それに加え味がどこか中国風になっているので それほど美味しくありません。ただ値段は13元ぐらいから25元ぐらいと安くて少し日本食が食べたくなったら行けばある程度満足できます。友人の中国人と一緒に食べにいったら、中国人は美味しいといっていました。 やっぱり中国風味にしているから評判がいいのかもしれません。

中国のラーメンってどんなもの? 

よく聞かれる質問なのですが、中国のラーメンと日本のラーメンは全く違います。まず麺の色は、中国のは日本のうどんのように、白い色をしています。日本のよう に麺が黄色くなるのは、白い麺に「かんすい」というものを混ぜるからだとどこかに書いてありましたが、「かんすい」とは見た目は塩水のようなもので、白い麺に 「かんすい」を混ぜると、麺にコシがでて黄色くなり美味しくなるそうです。  

中国であの黄色い麺が作られ、日本に伝わったのは事実ですが、中国にはあまり 黄色い麺がありません。少なくても上海近辺の江南と呼ばれる地域では、私はまだ 黄色い麺を日常生活で食べているのを見たことはありません。広東や東北はどう なのか分かりませんが。なぜかベトナムでは黄色い麺を見ました。

中国のラーメンを食べた感じは、細くて硬いうどん、または、ちょっと太めで硬い ソバを食べているような感じです。あまりコシがなくて、麺自体は美味しくありま せん。スープは塩味の時もありますが、醤油味の時もあります。この辺では、醤油味 が多いですが、店によって塩味の時もあります。

中国のラーメンにはよく香菜という非常にクセのある植物がのっているのでそれだけで食べれなくなる日本人も多いです。香菜とは、日本ではコリアンダーと呼ばれていますが、しその葉のような独特の臭みがあり、私もはじめて香菜を食べたとき は臭くて、香菜を捨ててしまいました。でも何度も食べると慣れて、今ではたくさん のせてもらってます。具が他にないという理由もありますが・・・。ちょうど、ネギ を上にのせるような感じで、ラーメンの上にのせて食べます。中華料理にはこの香菜 が結構使われるので(日本のネギのように)、香菜が食べられないと、おそらく多く の中華料理を美味しく食べることができません。

ラーメンの種類   

ラーメンの知名度で言えば、蘭州ラーメンが中国一番です。日本では知名度では 札幌ラーメンでしょうか。蘭州とは、北方の中国内陸部の都市で私も2度いったこと がありますが、中国内でも有数の大気汚染のひどいところだと思いました。一緒に いった中国人も空気が汚くてひどい街だと言ってました。ちょうど黄河の上流最大 の街として有名で、蘭州郊外の黄河はまだ水が濁りがなく綺麗です。船で遊覧する のですがまるで三峡下りのようです。

この前行ったときは、ガイドブックを見て一番有名な店に食べに行ったのですが、 オーナーが変わってしまったらしく、店の名前が変わっていて通りすぎてしまい やっと見つけて食べました。美味しいですが、遠くからわざわざ食べに行くほど ではないと思いました。店が変わったので以前と味が変わったのかもしれませんが。

蘭州ラーメンは、中国中ほとんどの都市で食べることができて、よくそば屋の前に 蘭州ラーメンと書いてあります。日本でいえば、ラーメン屋の前に中華そばと書い てあるような感じです。ラーメンのメニューには大体、牛肉面、牛筋面、青椒肉絲面、雪菜面、羊肉面 などが書かれていますが、意味は簡単で、牛肉がのった麺という意味です。 日本のように、スープの味で注文することはあまりなくて、具で注文します。

最後に 

全体的に中国のラーメンを批判しているような文章になってしまいました。確かに 中国では麺類は、粗末な食べ物というような印象を持たれていて、それほど凝って 作る対象ではないという理由が、中国のラーメンが日本ほど美味しくないという 大きな原因かもしれません。

私も中国のラーメンはそれほど美味しいとは思いませんが 中華料理全体でいえば美味しいものは、たぶん日本以上にあると思います。中国のラーメンは大体4元(1元=15円)なので、安いからまずいというのもあるでしょう。 あと私の住んでいるところは、上海の近くですが、ラーメンや餃子と言えば中国北方が 本場なので、北方のはおいしいのかもしれません。中国に来る機会がありましたら 是非食べてみてください。

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